モータースポーツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/16 05:41 UTC 版)
モータースポーツ(英: motorsports)は、広義では人間の筋肉以外の機械的なモーターやエンジンなどの原動機を使用して稼働する乗り物を用いて行われる競技・スポーツ。最も盛んな自動車競技のみを指すことも多い。
概要
カテゴリと呼ばれる競技ランクや競技種別の違いによって定められたルールやレギュレーションに従い「速さ」を競う競技である[1]。
広義においてはモーターボートや飛行機など、いわゆる「車両」以外の乗り物を用いて行われるものを含めてモータースポーツと指す。
陸上を走る四輪自動車やモーターサイクル(オートバイ)などの車両を使用したものが一般的であるため、それらを指す場合が多い。
四輪自動車におけるモータースポーツ
四輪自動車におけるモータースポーツの始まりは、1887年4月28日にフランスのパリで行われたものが最初となる[2][3]。ただし、記録として残る自動車競技は1894年7月22日に開催された、パリ - ルーアンレースが起源となる[4][5]。当時の自動車は蒸気自動車とガソリン自動車とが混在する世の中であり、一般的に当時普及していた蒸気自動車に対し、これからの普及を目指していたガソリン自動車が性能の指標にしようという目論みもあった。
1930年代においては、各国がナショナルカラーを打ち出しての技術競争という要素が強かったが、第二次世界大戦の終結後では国際自動車連盟の発足などによって、四輪自動車におけるモータースポーツを各国で開催する運びとなり、国際競技としての立ち位置が強くなった。
二輪自動車におけるモータースポーツ
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スノーモービルにおけるモータースポーツ
- スノークロス
- 雪上で行われるモトクロス競技。
- 氷上ドラッグレース
- 雪上で行われるドラッグレースで直線において加速力を競う。
- ヒルクライムレース
- 急坂を登板するレース。
- エンデューロ
- スノーモービルを使って行われる耐久レース。
- ウォータークロス
- 水上で行われるモトクロス競技。
陸上以外のモータースポーツ
水上で行われるもの
- パワーボート
- レギュレーションで規定されたモーターボートを使うスピードレース。水上に設定されたコースを同時に走って着順を競う。ドラッグボートレースとも呼ばれる。
- ブルーリボン賞
- 大西洋横断の最短時間を競うヒストリカルなタイムレース。スポーツとして行われるものではないが、1838年にはじまり以降延々と記録が塗り替えられ続けている。特にレギュレーションは定められておらず、その時々の優勝者のタイトルについては異論が出されることもある程度に割合緩やかなもの。
- 競艇
- 公営競技として行われているモーターボートのレース。
空で行われるもの
参照
参考文献
- 井原, 慶子「モータースポーツはなぜ人を魅了するのか」(PDF)『JAMAGAZINE』第50巻、日本自動車工業会、2016年、ISSN 0911-7113。
- 林, 信次「世界のモータースポーツ」(PDF)『国際交通安全学会誌』第44巻第1号、2019年、doi:10.24572/iatssreview.44.1_6、ISSN 0386-1104。
関連項目
- 電気自動車レース
- マーシャル (モータースポーツ) - 審判やコース整備などを行うレース関係スタッフの総称。
モータースポーツ(オンボードカメラ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 06:26 UTC 版)
「車載動画」の記事における「モータースポーツ(オンボードカメラ)」の解説
ドライバーや車室内の様子が一目でわかるように設置されている。複数のカメラが設置されている場合もある。しかし、競技車両のコックピットは軽量化などにより競技に必要なもの以外は極限まで省かれるため市販車と比較してかなり無機質で目立つ特徴がなく、一目ではどの車両(ドライバー)かわかりにくい。そのため動画編集なしでも即座に車両が特定しやすいように工夫されている。以下のメリットより、オンボードカメラの搭載は広がっている。 興行面の効果では、現場ではわからないドライバーの状況や、観客が目にすることができないドライバーの行動・目線を観客に提供し臨場感ある映像を提供できる。またクラッシュなどのトラブルや反則と思しき行為があった際も現場に近い動画が残るため、原因追及やドライバーの行動に問題がなかったかの確認ができるという競技進行上のメリットも存在する。また副次的な効果だが仮に当事者同士のカメラではわかりづらかった・当事者同士の意見の食い違いが発生した場合、近傍を走行していた車両に搭載されていたカメラが「目撃者」となるためより公平な裁定がやりやすくなる。
※この「モータースポーツ(オンボードカメラ)」の解説は、「車載動画」の解説の一部です。
「モータースポーツ(オンボードカメラ)」を含む「車載動画」の記事については、「車載動画」の概要を参照ください。
モータースポーツ
「モータースポーツ」の例文・使い方・用例・文例
- 私のモータースポーツ好きは子供のころからだ。
- 今年、モータースポーツのライセンスを取得しました。
- ASNという,モータースポーツを統轄する機関
- 国際自動車スポーツ連盟という,モータースポーツの運営組織
- 国際モーターサイクル連盟という,モータースポーツの運営組織
- FOCAという,モータースポーツの運営組織
- スーパークロスという,モータースポーツ競技
- ダートトライアルというモータースポーツ競技
- その後,1981年,同社のモータースポーツタイヤ開発部に加わる。
- それまではモータースポーツについて興味がなく,あまりよく知らなかった。
- 井原さんはカーリン・モータースポーツの一員となる予定だ。
- 彼は,B&Bのオーナーとしての8年間で一番つらかったことを挙げなければならないとしたら,モータースポーツのシーズン中に,とても早く起きることだと言います。
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