手書きとは? わかりやすく解説

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て‐かき【手書(き)】

読み方:てかき

文字じょうずに書く人。能書家能筆

小野道風と云ふ—を以て」〈今昔・二四・三一〉

記録する役目書記

「—に具せられたる大夫房覚明(たいふばうかくめい)を召して」〈平家・七〉


て‐がき【手書(き)/手描(き)】

読み方:てがき

印刷したタイプライターなどを使ったりしないで、自分文字や絵を書くことまた、書いたもの。「—の年賀状

型紙による摺(す)り染め機械捺染(なっせん)ではなく、手で描いて模様染色すること。また、その染め物


筆記

(手書き から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/16 09:06 UTC 版)

筆記
ボールペン文字を書く様子。
紙と万年筆

筆記(ひっき、英語: writing)とは、書き記すこと[1]。あるいはで書くこと[1]。また、それによって書かれたもの[1]

概説

筆記とは、書き記すことである[1]。特に、文字類を書くことを指すのが一般的である[注 1]日本では古くは書く道具としてもっぱら《》を用いていたため「筆記」と言う。

誰かが話すことを聞いて筆記することは、特に「口述筆記(こうじゅつひっき)」と言う。

西欧語圏では、で書かれたもの、手で書くことをmanuscriptmanuscritなどと言う。日本語では文脈に応じて「マニュスクリプト(英語)」「マニュスクリ(フランス語)」「写本」「原稿」などと訳し分けている。

活字ができる前から羽根ペンなどで筆記するときに用いられていたアルファベットを、英語では "cursive", "joint writing" などと呼び、日本語では「筆記体」と呼んでいる。

筆記試験

筆記試験とは、試験を受ける者に何かを書かせることで、その者の程度を判断するための試験である[注 2]。基本的に「実技試験」や「面接試験」という用語・概念と対比的に用いられている。

筆記用具

筆記するための用具を筆記用具と言う。

粘土板と棒(メソポタミア)、パピルス葦ペンインク(古代エジプト)、竹簡(古代東アジア)、羊皮紙羽ペン中世ヨーロッパ。写本など)、万年筆(20世紀、各地)、ノート鉛筆ペン類(現代、各地) 等々、様々な筆記用具を用いてきた歴史がある。

筆記用具の概念を革命的に変えたのは西洋ではタイプライター、東洋ではワードプロセッサである。アメリカでワードプロセッサが生まれた時は文章を編集・構成する「意識の拡張」の道具にすぎなかったが、日本では文書作成の妨げになっていた漢字かな混じり文 の劣勢を一挙に改革して、キーボードとともに筆記用具としての地位を確立した。作家の坂口安吾は「文字と速力と文学」(坂口安吾 文字と速力と文学 1940年)の中で「私の想念は電光の如く流れ走つてゐるのに、私の書く文字はたど/\しく遅い」と書いていたが、そうした速力も想念に追いつけるようになった。

20世紀末からは一瞬で文章をコピーしたり、ネットとつながることで文章を瞬時に送信することもできるようになった。一方で手書きの機会は大幅に減っており、文具メーカーなどによって手書き推進運動が行われるようになっている。 手書きに頼る期間が長かった日本では、筆記具の改良が進められた。日本国内で、世界で初めて開発し誕生した筆記用具として以下のようなものがある。

脚注

注釈

  1. ^ 「書」という字・概念は文字に対して用いられていて、「描」という字・概念は等に対して用いられる。
  2. ^ 筆記試験はペーパーテストとも呼ばれる。このペーパーテストという用法は和製英語である。筆記試験は英語でwritten test, written examinationという[2]

出典

  1. ^ a b c d 広辞苑第六版「筆記」
  2. ^ 坂田俊策『NHKカタカナ英語うそ・ほんと』日本放送出版協会、1988年5月20日、41頁。 

関連項目

職業
書道



手書き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/23 02:25 UTC 版)

アンパサンド」の記事における「手書き」の解説

日常的な手書きの場合欧米では小文字の ε(エプシロン)を大きくしたもの(あるいは数字の "3" の鏡文字)に縦線加えた形の単純化されアンパサンドがしばしば使われるまた、エプシロンの上下に縦線または点を付けたものもしばしば使われるくだけた用法として、プラス記号("+", この記号もまた et合字である)がアンパサンド代わりに使われることもある。また、プラス記号に輪を重ねたような、無声歯茎側面摩擦音を示す発音記号「[ɬ]」のようなものが使われることもある。[要出典] 手書きのアンパサンドエプシロン縦線引いた書体エプシロンの上下端それぞれ縦線付いたタイプ エプシロン縦線による手書きを元にしたアンパサンド字形一種 アンパサンド代用として手書きのプラス記号使用した場合の例

※この「手書き」の解説は、「アンパサンド」の解説の一部です。
「手書き」を含む「アンパサンド」の記事については、「アンパサンド」の概要を参照ください。

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